IoT演習 説明資料
東京大学工学部機械工学科3年 橋本瑞樹
作品名
IoTなわとび
この作品を決めたきっかけ
少子化と住環境の都市化の拡大にともない、数の面でも割合の面でも子供たちが外で遊ぶことは少なくなってきている。体力の低下というのは避けられない。この問題を解消するために、スポーツ教室に親が通わせるなどという手段ももちろん考えられる。そうすれば、半強制的に運動が出来るであろうが、そういったサービスを受けられない子供たちも中にはいる。そこで、そんな人々をターゲットとして「半強制的に運動が出来るモノ」を考案してみた。
作品の概要
(はじめに断りを入れておくと未完成のためイメージです)
腕にジャンプ回数を計測する機能をつけた手錠型
デバイス(raspberry pi)を取り付ける。このデバイス
自体に縄跳びが外れないように取り付けられている。
システム
PCから指定のホームページ上で縄跳びをとぶ回数(目標回数)を決定できる(javascriptを用いたフォーム)。
指定の時間になるとデバイス自体からアラームがなり、腕にデバイスを取り付けることでアラームが解除され同時に、ソレノイドが作動してカギとなり腕から外れないようになる。
ジャンプ回数を加速度センサーで計測、現在の回数をディスプレイに表示、振動のお知らせとともにデバイスのロックが解除され腕から外すことができる。
使い方
1 ホームページ上で、デバイスを使用する時間と目標回数をセットする。
2 指定の時間になるとデバイスからアラームがなる。
3 腕に装着してアラームを解除され腕にロックされる。
4 指定の回数をとぶと振動のお知らせと同時にロックが外れる。
5 その日飛んだ回数を集計し、ホームページ上にグラフ化する。
反省と感想
正直、ここまで難しいことをしている、いや、自分の知識量がないとは想像しておらず、予定通り全く進まなかった。それに加えて、予想もしていなかったことも起きて、最終的に完成までたどり着くことができなかったのが非常に残念でならない。ただ、通信の「つ」の字もはじめはわかっていなかった自分でも、ホームページを作って、入力フォームを一から完成させることができ、また、GETメソッドを用いたデータ送信や、各センサーやアクチュエーターのプログラムを完成させることができたので、確かに身につくものがあった。ただ、ArduinoからRaspberry Pi へのプログラムの書き換えが間に合わなかった。いずれまたモノをつくることはあるだろうが、その時は、しっかりと知識を身につけ、予想外のことが起きることを想定したような余裕のある計画性をもち、設計から製作までのプロセスを完璧に成し遂げたい。最後たくさんのご指導を賜りました、メディアラボにみなさんに感謝申し上げます。