IoT演習・レポート「なくし物をググる」
工学部機械工学科3年
寺田雄
・はじめに
忙しい朝、すぐにでも家を出発しなければいけないのに、必要なものが見つからない、そんな経験はないだろうか。今回私が作成しようとしたものは、このような紛失物を探す手間を省くことを目的としている。
・制作物の概要
Raspberry piから画像を取得し、google drive上に保存。紛失物を探すときにはgoogle driveから画像を取り出し、処理を行ったあと、google cloud platform上で探したいものがあるかどうかを判別する。
下記に一連の流れを書いた画像を載せておく。
・所感、改良点
今回は画像認識で物体を判別するという手法を用いたが、これに限界を感じざるを得なかった。素の写真では感知する物体が多すぎて目的のものが写っているのかを判別できない、などの問題を解決するために背景差分を利用した。しかし、これも太陽の動き等で使えなくなってしまうので完璧に問題を解決できたとは言えないだろう。
また、時間と難易度の都合上、物体認識でgoogle社のcloud vision APIを用いたが、これも自分で制作してみたいと思った。演習中にはできなくとも、それを作ろうと取り組んでみることは大事であると感じた。
改良点として、これを複数台組み合わせてどのカメラに写っているのかまで知れるようなシステムを作る余地があると思われる。また、画像の処理をもう少し工夫することで精度の向上を図りたい。
IoT演習を通じて利用しなかったものも含めて、多くのことを学ばせていただいた。とても良い経験であったと感じている。