Donation
機械工学科3年 矢口太一(03-190244)
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制作物の概要
募金箱に寄付をすると、その寄付額と寄付者のデータをクラウドに送り、マーケティング等に利用するデバイス。
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制作意図
日本は欧米に比べて寄付文化が根付いていないと言われるが、実際に私自身も小学校以来、寄付をしたことは数えるほどしかない。「寄付は善意」という意識があまりに強いが、「誰かの幸せに貢献する」結果が一番大事なのではないか。そこで、寄付という行為にもっと、その他の営利活動と同じくマーケティングの姿勢を取り入れるべきだと考えた。
また、日本ではいまだ寄付の大半は「募金箱に現金」の形であることを知ったので、今回はその募金箱にだれがいついくら募金したかのデータを集めることにしてみた。
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仕組み
市販のコインチェッカーとラズパイを用いた。JavaScriptでコードを書いて、「Bluetoothで募金者を確認→募金→パルスの読み取り→募金額の把握→クラウドに送信(今回はメールで募金者に情報を送信)」という流れを作った。以下のようなメールが募金者に届く。
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感想
まったくコーディングができない状態からのスタートだったが、Goggleで検索しながら、紆余曲折を経て、なんとか形にすることができた。たくさん教えていただいた先生方には感謝している。そしてなにより、(他人からの評価はぬきで)自分で考えたものを実現するのはとても楽しく素晴らしい経験だった。今後、何かを製作する上でも、間違いなく心理的ハードルは下がったし、(とりあえず)どんどんやってみようという気持ちを持てた。IoT演習を選んでよかった!