IoT枕(吉永 洋佑)

吉永 洋佑

1.コンセプト

睡眠を最適化してくれる枕。睡眠中の身体の動きをセンシングして、眠りの状態を分析する。以下の機能がある。

  • ベストなタイミングで起こしてくれる。
  • 睡眠状態をリアルタイムでウェブサイトに表示し、それを家族や友人が確認できる。
  • 寝坊している人を遠隔操作で起こすことが可能。
  • 毎日の睡眠をデータとして蓄積し、学習して個人に最適化する(予定)。

2.構成

3.実際のデータ

睡眠中は浅い眠り(身体が頻繁に動く)と深い眠り(身体はあまり動かない)のサイクルとなる。理論的には、身体の動きが多いとき(上図の赤い○をつけたところ)で起こすと、すっきり起きられる。

4.作成したウェブサイト(未完成)

現在時間、起床予定時間(アラームが鳴る時間)、睡眠の深さ状態(0~100)が表示されている。Wakeupボタンを押すと、遠隔で強制的にアラームを鳴らすことができる。しょぼい

5.感想

想像していた100倍大変だった。睡眠中の身体の動きを定量化するためのソフトウェアと、実際にセンサーを通して身体の動きを検知しアラームを鳴らすハードウェア、さらにRasberry Piを用いたサーバーなどとにかく幅広い開発を求められた。ただ、得るものは非常に多かった。特に全くの初心者だったサーバー関連も、このIoT演習を通して仕組みを知ることができた。Linuxをコンソールから操作したり、ウェブサイトを作ったりと新しい経験ができた。今ではその知識を活かして、Amazonのサーバーでプログラムを動かしたりできるようになった。また、アイデアを考える→プロトタイプを作る→試用・実験するという実際の商品開発の流れを体験できたのも、自分にとっては貴重な経験になったと思う。