禁煙お助け君(村上哲平)

禁煙お助け君

機械工学科3年 村上哲平

動機+どんなものを作ったか

私の彼女がタバコを吸っており、やめたいがやめれないという状態で、どうにか助けれないかという理由で禁煙を助けるようなグッズを作ろうと考えました。しかし、iQOSやプルームテックのような既存の禁煙補助製品を使ってもやめられない人が多いのが現状。

そこでどうすれば本当に禁煙ができるのかを考えた結果、タバコは害だ!と本気で思わせる事が必要だと考えました。つまり、今回私が作成したものは、人の心理にタバコの害を訴えかけるグッズです。具体的には、下図のようにタバコを吸うとニコチン摂取量や、タバコに使ったお金、10年間でガンになる確率などがスマホに出力され、リアルタイムで更新されるというものです。

仕組み

wio nodeとタバコを繋いで、wio node(サーバー)からルーターにwi-fiでデータを飛ばし、ルーターからwi-fiでスマホにデータを飛ばし出力するというシンプルな仕組みです。wio nodeに関しては、Arduino化してプログラムを書き込みました。(wio node Arduinoとかググったら詳しいやり方が出て来ると思います。)

wio nodeをなぜ使ったのかですが、wio nodeは小さい、wi-fi機能搭載、低価格というメリットがあるからです。ですので、持ち運びしやすい小さなIoTグッズを作りたい時にはオススメです!

③工夫した点や苦労した点

始めは、タバコを吸った量を計測するために空気流量センサというものをネット上で発見したので使おうとしました。ですが、業者に連絡したら、恐らく需要がないために販売をしていませんでした。そこで、始めの段階の部品集めのところでみんなより出遅れ、苦戦しました。どうしようか考えた結果、そんなに高い精度が求められる訳ではないので、圧力センサを用いて、タバコがくわえられた時間を測定し、その時間からタバコを吸った量を測定することにしました。

プログラミングに関しては、Arduinoは授業で使っていたのである程度慣れてはいたのですが、スマホに出力するためにwebアプリを作成する際に要求されたHTMLとCSSは全く経験も知識もなかったので、0から勉強して、苦労しました。

元々パソコンにかなり弱い方だったので、期間内に何かものになるものを作れるのか不安でしたが、たまたまパソコンに強く面倒見がよい友人が助けてくれたり、先生方の助けもあり、なんとか期間内に完成させる事ができました。恐らく、自分の力でしたことは半分もないと思います。ですので、もし困ったら、友人や先生の遠慮なく聞いた方が早く進みますし、自分の勉強にもなるので、他の人を頼るということを恥ずかしがらずした方がいいんじゃないかなと私は思いました。自分の力だけでやろうとすると期間内に終わらなかったり、効率が悪かったりすると思います。

④最後に・・・

この演習では一人一つの作品をほとんど知識がない状態から作るので労力でいうとかなり大変だと思います。しかし、大変な分、自分が目指していたものができた時の喜びは素晴らしいものだと思います。私は完成した時、思わずいろんな人に見せました(笑)それほど嬉しかったです。また、この機会を有効活用しようと思い、就活の面接でも作ったものを持って行って面接官に見せ、印象に残らせようとも考えています(中尾先生推奨)

このIoT演習は自分の成長にも繋がりますし、将来に役立つ演習だと思うのでこれからこの演習に取り組む人は、それくらいの価値のある演習だと思って取り組んでください。

最後に、今振り返っても本当に素晴らしい先生方に恵まれていたと思います。惜しみないサポートをしていただき、ありがとうございました。