自転車セキュリティシステム(可兒幸大)

自転車セキュリティシステム

1.「自転車セキュリティシステム」とは

私が作成したものは自転車の盗難を検出し、盗難の防止(警告音)・通知の受信・現在位置の確認を行うことのできるシステムです。

2.背景

自転車をコンビニや自転車ショップなどで鍵をかけて駐輪していたにも関わらず、盗まれてしまうケースがあり、駐輪する人の不安を解消するためにこのシステムを作ろうと考えました。

3.仕組み

盗難をメールで通知するという機能は、まず加速度センサから得られたデータをsoracomという通信サービスを介してAzureというクラウドに送信し、その値が閾値を超えた時にそれがトリガーとなってgmailでメールを送信するという仕組みになっています。
自転車の現在地を確認する機能は、Wio LTE から送信される電波をsoracom社の持つ基地局がキャッチすることで位置情報を取得しそれを各種端末で閲覧できるという仕組みになっています。
警告音を鳴らす機能は、1つめと2つ目の機能とは違い、クラウドなどを介さずエッジ側のみで処理を行っていて、加速度センサから得られた値が閾値を超えた時にブザーが鳴る仕組みになっています。

4.デバイス

写真のようにサドルバックというバックに入れて、サドルの下に取り付けました。

5.学んだこと

一つ目はデータを送受信することの難しさです。クラウドは高度なことを一般人や専門知識のない企業の人とかが簡単にできるように開発されているものですが、自分はそのクラウドを使うのさえ情報が少なくて苦労したので、そういうサービスなしにデータをやりとりしたり、クラウドを開発したりするのはより難しいんだろうなと感じました。
2つめはプロジェクトのスケジュール管理の大切さです。今回自分はつけようと思っていた機能の一部しか手をつけることができなくて、それは各工程でこれだけ時間がかかるであろうという見積もりがあってなかったということが原因だと思います。これは少しでもその工程を早い段階でやってみて初めてある程度正しい見積もりができることだと思うので、そういったことを意識して進めていくというのが大事だと感じました。